シロのこと(6)( + 両親の献身 )
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母猫に育児放棄されたところを両親に保護され、我が家の一員となったシロ。
両親が仔猫のいのちを救おうと懸命に世話する一方、
小さい愛くるしい仔猫の存在に浮かれまくったゆんは…
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※下の方にショートエッセイ『両親の献身』があります。
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今回と次回(第7話)は閲覧注意回です。
グロ画像ではありませんが、
胸くそです。
『シロのこと(0)〜プロローグ〜』でも書きましたが、
たとえ一時的でも猫が不快な目や危険な目に遭う姿を見たくない方は、ご自身の心を守るために、どうぞここで引き返してください。
この話は、私の(自己満足にすぎない)懺悔を込めて、
当時の自分の自己中きわまりない思考と行動を
当時のままに描いています。
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両親の献身
シロちゃんを保護してからおそらくひと月ほどの間、
父と母は本当に大変な思いをしてシロちゃんを育てたと思います。
今の時代なら、子猫の授乳や体調管理の方法を知りたければ
ネットの検索ひとつで詳しい知識を手軽に得ることが出来ます。
しかし当時はインターネットなどまだ存在しない昭和のこと。
書店や図書館にわざわざ足をはこんでも、限られた情報しか手に入りません。
なかなかミルクを飲めずしだいに衰弱していくシロちゃんに、
両親は試行錯誤をくりかえしながらも根気強く授乳を試みつづけました。
ティッシュの先にミルクを含ませてみたり、
スポイトで少しずつ口に流し込んでみたり。
たしか最終的には、シリンジを用いての授乳に無事成功していたと記憶しています。
こうした両親の努力は、忙しい仕事や家事の合間をぬって献身的になされたものでした。
そんな父と母の苦労をこうして今でも思い出せるぐらい近くで見ていたにもかかわらず、
当時の私は親の忠告を無視し、
やっとミルクを飲みはじめた、まだ小さすぎるほど小さいシロちゃんを
自分勝手な衝動から命の危険に晒そうとしてしまいました。
その行為は、寸暇を惜しんでシロちゃんの世話を頑張り、
子供の私にも理解できるようにと言葉を尽くして諫めてくれた両親に対する
無神経きわまりない裏切りでもありました。
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『シロのこと(7)』につづく→ ★
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ゆん米と申します。インスタで猫漫画を細々と描いてます。
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